弊社では様々な彫刻機と職人の技術力を駆使して、様々な機械彫刻品を提供しています。

目盛り彫刻

機械に取り付ける目盛り、フロントパネルや機械部品への直接目盛り彫刻など、弊社の機械彫刻はさまざまな分野で使用されています。目盛りは、1ミリから可能で、線の太さは、素材・表面処理によって異なりますが、最小で0.2tです。

丸い製品にも目盛り彫刻ができます。

パネル彫刻

制御盤・計測器などの一般機械のフロントパネルに多く使用されています。主に塗装などの表面処理された金属に彫刻することが多く、ステンレスや鉄の場合、地金を彫刻するとバリが出てしまうので、塗装部分のみを彫刻します。

塗装が厚くないと色入れができないという問題が生じます。

グラフィックパネル彫刻

官庁向けプラント・ビルなど施設案内・機械配線回路図・非難経路表示図など銘板彫刻とは違い、比較的大きなものがグラフィックパネルです。何色かに色分けして塗装し見やすくするのが一般的で、色の数により価格が変わります。

キートップ彫刻

パソコンのキーボード・電子計算機・工業系、官庁系の特殊な装置の入力ボタンなどに彫刻する技術です。丸みを帯びているものが多く、3次元での彫刻技術が必要になります。

セット数が多い場合は、大量生産対応型コンピュータ彫刻機(1度に5枚同時に彫刻・加工)を使用し、量産にも対応しています。

機械彫刻とは?

機械彫刻とは、専用の彫刻機を用いて素材表面をカッターやドリルで削り、文字や図柄を彫刻する技術です。アクリル板・金属(アルミ・ステンレス・真鍮)・木材・プラスチックなど、多彩な材質に対応可能です。伝統的には、母型を彫刻機にセットし、パンタグラフ構造でなぞる「機械彫刻」と、CAD/CAM制御による「コンピュータ彫刻」の2方式があり、用途や量産度合いによって使い分けられています。

機械加工の5つのメリット

1、長寿命・高耐久

文字・図柄が素材そのものに彫り込まれるため、印字が半永久的に消えず、耐摩耗性・耐候性にも優れています。

2、小ロット対応&初期コスト低

母型を作成する方式では初期費用が抑えられ、1点~少量の注文にも柔軟に対応できます。

3、多素材・重厚加工に強み

金属や厚い素材にも深彫りが可能で、穴あけなどの二次加工にも応用できます。

4、色入れ・コントラスト表現

深彫り部分に塗料を入れることで、色彩やコントラストを際立たせた表現が可能。二層板の彫刻による美しい仕上がりも実現できます。

5、安定した再現性

彫刻母型による再現性の高い加工と、CADデータでの細かな調整により、均質でブレのない仕上がりが確保されます。